スーパーフードとしても注目を集める「青パパイヤ」は、中南米原産のフルーツで、熱しても栄養価が失われることなく、消化促進や代謝アップなどの効能があります。近年、健康・美容野菜として脚光を浴びています。
パパイヤと言えば、黄色のものをイメージしますが、「青パパイヤ」は、未完熟な状態で収穫され、味にクセが無く、日本の出汁文化にもマッチして色んな調理方法にも相応しい期待の拡がる食材です。
パパイヤと言えば、黄色のものをイメージしますが、「青パパイヤ」は、未完熟な状態で収穫され、味にクセが無く、日本の出汁文化にもマッチして色んな調理方法にも相応しい期待の拡がる食材です。
青パパイヤのココがすごい!
1. 脂質・糖質・タンパク質を分解する酵素がたっぷり!
青パパイヤに含まれる「パパイン」という酵素は、たんぱく質を分解する作用があり、お肉料理と相性抜群!「パパイン」以外にも、脂質や糖質を分解する酵素も含まれ高温に熱しても栄養素が分解されないとても珍しい作物。
2. 女性の味方!ダイエットや美容効果が期待できます!
脂質・糖質の分解をサポートしてくれるため、ダイエットにも効果的!
またビタミンCとポリフェノールもたっぷり含まれており、肌荒れ対策やシミやしわの原因となる活性酸素の抑制をする働きがあります。
またビタミンCとポリフェノールもたっぷり含まれており、肌荒れ対策やシミやしわの原因となる活性酸素の抑制をする働きがあります。
3. どんな料理にも合う淡白な味と食感!
外国の食べ物だと思っていませんか?青パパイヤはクセや独特のにおいが少なく、食べやすい作物です。シャキシャキした食感が楽しめるサラダから味付けのしやすい煮物・揚げ物・炒め物・カレーやシチューの具材にしても美味しく召し上がれます。
パパイヤのおすすめレシピ
滋賀で元気に育った栄養たっぷりのパパイヤを、美味しく食べられるレシピをご紹介します。
レシピ考案者
野菜ソムリエプロ/料理研究家
土井 詩子さん
地元の食材のよさをもっと多くの人に知ってほしいと、現在市内で料理教室や食の講演活動を中心に、地元の食材のよさを広めてられています。
土井 詩子さん
地元の食材のよさをもっと多くの人に知ってほしいと、現在市内で料理教室や食の講演活動を中心に、地元の食材のよさを広めてられています。
青パパイヤと柿の柚マリネ
青パパイヤのシャキシャキと柿のトロリとした食感
材料(2~3人前)
- 青パパイヤ(正味):100g(小 1/4個)
- 塩:小さじ1
- 甘柿(正味):50g(1/4個)
- 柚皮:3g
- (A)米酢:小さじ1・1/2
- (A) 砂糖:小さじ1/2
- (A) ブラックペッパー:2~3 ふり
- (A) オリーブオイル:小さじ1
作り方
- 青パパイヤは半分に切り、種を取って皮を剥き、3~4cm幅、1~2mm厚みのイチョウ切りにして水に10分さらしアクを抜く。
- 1に分量の塩をふり、青パパイヤがしんなりとしたら水分を絞る。
- 柿は皮をむき、縦4~6等分に切り、2mm厚みのイチョウ切る。柚は千切りにする。
- ボールに(A)を混ぜ、2、3を混ぜ合わせ冷蔵庫で冷やす。
青パパイヤと豚肉のコチュジャン煮
フライパンで作る簡単炒め煮
ほんのり甘辛味のパパイヤは、ご飯にもお酒にも合う一品
ほんのり甘辛味のパパイヤは、ご飯にもお酒にも合う一品
材料(4人分)
- 青パパイヤ(正味):300g
- 豚肉(バラ肉または細切れ):120g
- 鶏ガラスープの素:小さじ1
- 水:200CC
- 砂糖:小さじ2
- 酒:大さじ1
- すりおろしニンニク:小さじ 1/3
- すりおろしショウガ:小さじ 1/3
- コチュジャン:小さじ2
- 麹味噌:大さじ1弱
- 胡麻油:小さじ2
- 煎り白胡麻:大さじ1
- 糸唐辛子:適宜(あれば)
作り方
- 青パパイヤは半分に切って種を取って皮を剥き、1cm厚み幅3~4cmのイチョウ切りにし、水に10分さらしアクを抜く。
- 豚肉は3cm長さに切る。
- フライパンに胡麻油を熱し4を焼き色がつくまで炒め、1を加えてさっと炒めたら、水、鶏ガラスープの素、酒、砂糖を加える。沸騰したら中弱火にして蓋をして青パパイヤが柔らかくなるまで煮る。※途中水分が少なくなったら水をたす。
- 3にコチュジャンと味噌を溶かして水分がなくなるまで煮る。
※この時は蓋を外して加熱する。器に盛り、好みで糸唐辛子を添える。
青パパイヤと鯖缶のカレー
スパイスが効いたヘルシーなカレー
材料(4人分)
- 青パパイヤ(正味):200g
- 鯖缶:2缶
- タマネギ:80g(中 1/2個)
- ニンニク:1片分
- ショウガ:1片分
- カットトマト:400g
- 水:200CC
- カレー粉:大さじ1
- 麹味噌※カレー粉の種類により辛さがことなるので調整:大さじ2~3
- 蜂蜜:大さじ1・1/3~大さじ2
- 塩※必要であれば加える:2つまみ~
- オリーブオイル:適宜
作り方
- 青パパイヤは半分に切り、種を取って皮を剥き、1.5~2cm角に切って水に10分さらしアクを抜く。耐熱皿に並べてラップをかけ500Wのレンジで2~3分を目安に加熱する。(竹串がスッとささる程度)
- タマネギ、ショウガ、ニンニクはみじん切りにする。
- 鍋にオリーブオイル、ニンニク、ショウガを入れて中火で温め香りがしたらタマネギを炒める。
- 3にカレー粉を加えて炒め、1、鯖缶(汁ごと)、カットトマト、水を加えて沸騰するまで強火、その後中弱火にして5分程度煮こんだら蜂蜜、麹味噌を加え、好みで塩を加え、2~3分煮込む。
※調理完成後、数時間経つとまろやかな味になる。
青パパイヤの炊き込みご飯
パパイヤがホクホク柔らかい
材料
- 米:3合
- 水:炊飯器3合の目盛りより少し多め
- 鶏ガラスープの素:小さじ2
- 濃い口醤油:大さじ1
- 胡麻油:小さじ2
- 青パパイヤ:200g(正味)
- 塩昆布:25g
- ニンジン:40g
- 油揚げ:小1枚
作り方
- 青パパイヤは半分に切って種を取って皮を剥き、1~1.5cm角に切り、水に10分さらしアクを抜く。
- ニンジンは2cm長さに細切りに、油揚げもニンジンと同様の大きさに切り、熱湯にくぐらせ油抜きし水分を絞る。
- 米は洗ってザルにあげ、30分置く。炊飯器に米と水の目盛り3合より少し多く水を入れ、鶏ガラスープの素、濃い口醤油、塩昆布を加えて混ぜる。最後にニンジン、パパイヤをのせ炊飯する(米と混ぜない)
※ポイント 出来れば30分以上置いてから炊飯するのが望ましい。
ご飯が進むパパイヤの甘しょうゆ漬け
材料
- 青パパイヤ(つけ水用):1kg
- 水:1.2L
- 塩:50g
- (A)薄口醤油:180cc
- (A)濃い口醤油:117cc
- (A)酢:40cc
- (A)みりん:30cc
- (A)島ざらめ(砂糖):1360g
- (A)にんにく(香りづけ):1/2個
作り方
- パパイヤを半分に切り、種がある場合はスプーンで種とワタをとります。
- ピーラーで皮を剥ぎ、スライサーで薄くスライス。
- 塩水で1時間ほどあく抜きします。
- その間に、Aの材料を合わせて火にかけ、沸騰させたら冷ましておきます。
- あく抜きしたパパイヤを水洗いして絞り、Aとあわせて完成。半日ほどで食べれます。
※多めに作った場合は、ジッパーに小分けして冷凍しておくと食べたいときに解凍すればOK!
※余ったつけ汁は、煮物や炒め物に!パパイヤの酵素でお肉が柔らかくなります。
※余ったつけ汁は、煮物や炒め物に!パパイヤの酵素でお肉が柔らかくなります。